LINGUISTIC EXPRESSION in THIS SITE 当サイトでは 単に「ラテン語」と言えば所謂「古典ラテン語」(カエサル〜帝政ローマのラテン語)を指す。 単に「ギリシャ語」と言えば所謂「古典ギリシャ語」(古代ギリシャ語アッティカ方言)を指す。 単に「サンスクリット」と言えば所謂「古典サンスクリット」(パーニニ学派のサンスクリット)を指す。 単に「アラビア語」と言えば所謂「正則アラビア語」(コーランのアラビア語、フスハー)を指す。 単に「ペルシャ語」と言えば所謂「現代ペルシャ語」(テヘラーン方言)を指す。 単に「中国語」と言えば「漢語」(北京方言、普通語)を指す。 「北欧神話」は「古ノルド語」が前提。 ということになっています。 原則としてラテン文字・ギリシャ文字・キリル文字・漢字・日本語で表されているものは そのまま書きます。ただし上下に記号のあるものは直後にそれをくっつけます。例えば ・ウムラウトまたは仏トレマ(西クレマ)「 ¨ 」 ・アクセント記号「 ´ 」、「 ` 」、「 ^ 」 ・チルダ「 ~ 」 ・リング「 ゜」 ・ハーチェクまたはキャロン「∨」 ・カンマ「 ,」やアポストロフィー「 ‘ 」 ・ドット「 ・」 ・マクロン「  ̄ 」 ・ダブルアキュート「 ″」 などはそのままくっつけられますが、無理めな記号は ・尖っていない「⌒」の逆立ち(ブレーヴェ)は後ろに「 ∪ 」です。 ・セディーユ(セディーリャ)を表す下にヒゲは、後ろに「っ」を付けます。 これに対して逆方向のヒゲ(オゴネク)は「レ」です。 ・ストローク(斜め縦線)は取り消し線で示します。 などとし、文字本体で無理なものは、 ・独語の「エスツェット 」は「β」とします。 ・ゲルマン系の「thorn 」や「edh 」(英語の「th」清濁2種)を「th 」、「dh 」と表すことがあります。 ・oとeの合字は「oe 」、aとeの合字は「ae 」とします。 ・トルコ語の「ドットのない i 」は「 などとします。普段明記しないが辞書では書かれるような発音記号も、 ・古典ラテン語・古典ギリシャ語の明記されない長音は可能な限り「  ̄ 」を付して示します。 ・古典ギリシャ語の表記されない「h」は【‘】で表します。【’】は語頭に「h」が存在しないことを示しますが、大抵省略。 ・イタリア語の濁る「s」「z」字には、辞書に倣って「 . 」を付します。 ・フランス語の「有音のh」は、辞書に倣って語頭に「†」で示します。 と書き記します。 ラテン文字・ギリシャ文字・キリル文字・漢字・日本語で表せないものは、 ラテン文字をベースに諸記号を組み合わせて無理矢理転写します。 大まかには次のような規則を使用していますが、詳しくは最下の各論を参照。 ・「 | 」=強弱アクセント ・「 。 」=読まない文字 ・「・」=ヘブライ語の読まない「シュワ」記号 or アラビア文字の無母音記号(「スクーン」、大抵省略してしまいますが) or ハングルの「○」形字 ・「C h 」=子音「C 」に対応する摩擦音 or 帯気音(気息を伴う音) 帯気音と摩擦音が運悪く競合したらどうにかして(摩擦音をギリシャ文字にするとかで)回避することにします。 ・「C # 」=子音「C 」の硬口蓋化音などの開拗音っぽい(小さい「ャ」を伴う)音 (「 t# 」=「チャ行」 「 d# 」=「ヂャ行」 「 s# 」=「シャ行」 「 z# 」=「ジャ行」 「 g# 」=「ギャ行」だがアラビア文字では早い時代に「ヂャ行」となった 「 n# 」=「西語等のニャ行 」 「 kh# 」=「独語等の強いヒャ行 」 ) ・「C w 」=子音「C 」の唇音化音などの閉拗音っぽい(微妙に【w】を伴う)音 (例えば 「 kw 」=「クワ行」 「 gw 」=「グワ行」 ) ・「C レ 」=子音「C 」の反舌化した音 (「sレ 」は「シャ行」のように聞こえます) ・「 ng 」=【英語の「ング」】音 ・「 sl 」=「舌脇で摩擦するサ行 」 ・「 y 」=「ヤ行の半母音」 「 w 」=「ワ行の半母音」 「 w゛」=【 w と v の中間音 】 or 【(w 起源の)v】音 「 I’ 」=古代エジプト語の、しばしば語頭で【ア】と読まれる「ヤ行の半母音」 ・「 ’」=【声門破裂音】(ヘブライ文字の「アレフ 」字、アラビア文字の「ハムザ 」字など) 「┃」=アラビア文字の「アリフ 」字(補助的な役割しか持たず無音) 「†」=「┃」の代用として使われる補助記号(短剣アリフ) 「y† 」=「┃」の代用として使われる「y」形状の文字(アリフ・マクスーラ) 「w† 」=「┃」の代用として使われる「w」字 ・「C ’ 」=子音「C 」の放出音 ・「‘」=【有声咽頭摩擦音】(セム系の「アイン 」字など) ・「 C ‘ 」=子音「C 」の咽頭化音 or 元々は咽頭化音だった音や文字 (「h‘ 」=「澄んだ ‘ 」としての「ハ行」 「k‘ 」=「喉彦の k 」) ・「V  ̄ 」=母音「V 」の長音 ・セム・ハム系における長母音では次のような記法がしばしば見られる。 「iy」=【イー】 「uw」=【ウー】 (共に直後に母音字が来ない場合) 特にアラビア文字では 「a┃」=【アー】 (直後に「’」字が来ない場合) 「┃’a ̄ 」=【アー】(アリフ・マッダ) またヘブライ語では 「ww」=【ウー】 (直後に母音字が来ない場合) ・「э」=【曖昧母音】(ヘブライ文字の「シェワー」記号など) ・「 r・ 」「 l・ 」=サンスクリット等の流音的母音(便宜上【リ】で読まれる) ・「@」=【「ア」と「オ」の中間音一般】 ・近世ペルシャ語における母音字の読みは 「a」=【アとエの中間音】 (ただし「a┃」は普通の【アー】) 「i 」=【エ】 「u 」 =【オ】 「iy」=【イー】 「uw」=【ウー】 (共に直後に母音字が来ない場合) ・ウルドゥー語の母音字においては 「a┃」=【アー】 「iy」=【イー】 「uw」=【ウー】 (直後に母音字が来ない場合) 「ey」=【エー】 「ow」=【オー】 (共に単語によっては短音になることもある) ・「t¨ 」=アラビア語で女性語幹末「at¨ 」を構成するための「ター・マルブータ 」字 正式には「at¨ 」=【at】音だが、口語ではしばしば【ah】と読まれるので、それを明示したい時は「ah¨ 」と書く。 ・アラビア語の定冠詞「┃al・」と太陽文字との結合は例えば 「┃al・」+「s#ams」→「┃al。 s#-s#ams」 のように書く。ここで「 l。 」は読まない「 l 」字です。 ・「m・」=サンスクリット等の「アヌスヴァーラ 」 (【ン】で読んで構わない) は「m・」で表します。 「h゚」=サンスクリット等の「ヴィサルガ 」 (単なる【h】音、「h」の方は「有声の h 」) グダグダしてきたので、個別の言語・文字について表記法・発音法を 記しておきます。(実は管理人の頭を整理するため、という説有り) シュメール語 古代エジプト語 アッカド語 ウガリット語 フェニキア語 アラム語 アラビア語 ゲエズ語 ヒッタイト語 ギリシャ語 ラテン語 サンスクリット+パーリ語 ヒンディー語+ウルドゥー語 ネパール語 グジャラート語 アヴェスター語 ペルシャ語 ( 古代 ・ アルメニア語 グルジア語 バスク語 エトルリア語 イタリア語 スペイン語 ポルトガル語 フランス語 ルーマニア語 エスペラント ゲール語 ( アイルランド ・ スコットランド ) ウェールズ語 ドイツ語 オランダ語 古ノルド語+アイスランド語 リトアニア語 ラトビア語 フィンランド語 トルコ語 モンゴル語 朝鮮語 タミル語 アイヌ語 マヤ諸語 ナワトル語 ケチュア語 中国語(北京語) 広東語 タイ語 ベトナム語 クメール語 マレー語 インドネシア語 マサイ語 付録 お役立ちサイト Wikipedia(日) Wikipedia(英) − 言語学関係はドイツ語版も詳しい Wiktionary(英) − 欧米の言語を手早く調べるのならば下手な辞書より役立ったりする Matinedale's Language Center − 各種言語の辞書・入門等へのリンク 翻訳のためのインターネットリソース − オンライン辞書・翻訳リンク集 Google ブックス − いい資料が見つからぬ時に Internet Archive::Ebook and Texts Archive − (言語の英名)+ grammar で検索すれば大抵の言語の教科書は見つかる 古いけどないよりずっとマシ Omniglot(英) − 世界の文字色々 文字だけでなく、言語自体の参考サイトへのリンクも便利 Ancient Scripts(英) − 世界の文字色々 The Unicode Consortium − ユニコード公式 Wazu Japan − フォント色々 Alan Wood’s Unicode resources::Fonts − ↑でフォントが見つからぬ時とかに LEXILOGOS::Online Multilingual Keyboard − 各種文字をブラウザ上で入力できるスクリプト色々 Unicode Character Picker − これもブラウザ上で様々な文字を入力できる Virtual Keyboards for all languages − ブラウザ上で世界中のキーボード型を再現・文字入力 エンコードマニアックス − 文字を様々な数値参照形式へ変換 怪しい人名辞典 − 欧州人名起源 20000-NAMES.com(英) − 世界の人名色々起源 BABEL 〜世界の言葉〜 − ありがちな言葉を各国語で 暇な時に眺めると時々発見がある WorldLingo 翻訳 − 双方向 日・中(簡・繁)・韓・英・仏・独・蘭・伊・西・葡・露・希 Alta Vista 翻訳 − 英語は双方向 日・中(簡・繁)・韓・英・仏・独・蘭・伊・西・葡・露・希 I ATE − EU公認の双方向辞書 ありがちな言語に加え、デンマーク・スウェーデン・アイルランド・フィンランドや東欧各国語も GigaDict.net 日本語 − 各種双方向辞書 日⇔英・独・仏・伊・西・葡・蘭・露・中・韓・ヘブライ・アラビア・波・土 など Webster's 辞書(英) − 英英辞書だが多機能 各国語での対応語も出してくれる |