KOREAN TRANSCRIPTION in THIS SITE ⇒Wikipedia 本サイトの朝鮮語は現代標準韓国語を原則とし、よく知られているハングル文字の各々に 適当な文字を当てはめて転写する。 まず子音字の各々は次のように転写する。(「消」〜現代では廃止、華〜中国語用) =「 ’」(消) =「h」 =「h゛」/母音の台としては「・」(消) =「h〃 」(消) =「h゛〃 」(消) =「ng 」(現代語ではこれが「・」を兼ねる) =「k」 =「kh 」 =「k〃 」 =「r」 =「t」 =「th 」 =「t〃 」 =「n 」 =「t¢ 」 =「t¢h 」 =「t¢〃 」 =「s」 =「s〃 」 =「z」 (消) =「p」 =「ph 」 =「p〃 」 =「m」 =「v」(消) =「f」(華) =「f〃 」(華) =「w」(華) ・「C h 」=子音「C 」の気息を帯びた音・激音 ・「C〃 」=子音「C 」の濃音・硬音(促音「ッ」っぽい音) ・「t¢ 」=「チャ行 」<元は恐らく「ツァ行 」 ・「h゛」=ほぼ無音であり音節頭では母音の置台「・」として使える(後に「ng 」字に吸収される) ・「 ’」=「h゛」にほぼ等しいらしいが、何らかの補助的な記号として「r’」の形で現れることが殆ど ・「ng 」=【英 ング 】 現代では音節頭で母音の置台「・」としても流用される ・「h゛〃 」=詳細不明、動詞の活用でしか現れない ・「h〃 」=詳細不明、一部の語でしか現れない ・「z」=単なる【z】 有声音の間でしか現れない ・「v」=おそらく「上下唇で摩擦するヴァ行 」 有声音の間でしか現れない ・「f」=(詳細不明、中国語専用) ・「w」=(詳細不明、中国語専用) ・「r」=「日本のラ行 」 さらに複合子音を表す上記文字の合字形があるが、現在では次のものしか残っていない。 「ks 」 「rk 」 「ns 」 「nh 」 「rs 」 「rkh 」 「rh 」 「rm 」 「rp 」 「ps 」 「rph 」 次に基本の母音字は、次のようになる。ここで「・」は上にもあったように単なる母音の台で音は無い。 現代では「h゛」「’」字は使われなくなり、母音の置台「・」としての機能は「ng 」字が兼ねるようになったが、 朝鮮語では【ング】音は音節始めに立たないので矛盾は生じない。 =「・a」 =「・o」 =「・@ 」(消) =「・э」 =「・u」 =「・щ」 =「・i 」 =「・ia 」 =「・io 」 =「・iэ 」 =「・iu 」 ・「э」=【広口のオ】<元は恐らく何らかの曖昧母音 ・「щ」=【唇の丸くない日本のウ 】 「u」=【唇の丸い欧米のウ 】 ・「@」=現在は使われない「アレア」字 【後舌のア 】<元は恐らくその円唇化 ・「 i V 」=「ヤ行」 これらを組み合わせると複合母音が作れる。 =「・ai 」 =「・iai 」 =「・oai 」 =「・oa 」 =「・эi 」 =「・iэi 」 =「・uэi 」 =「・uэ 」 =「・oi 」 =「・ui 」 =「・щi 」 =「・@i 」(消) 以上で表記規則は尽きているのではあるが、初学者のために発音上の注意も書いておく。 多重母音は現在ではすっかり発音が変わってしまっている。 ・「ai 」→【広口のエ】 「iai 」→【広口のイェ】 ・「эi 」→【エ】 「iэi 」→【イェ】 ・「oa」→【ワ】 「oai 」→【広口のウェ】 「oi 」→【ウェ】(方言【オとエの中間】) 「uэ」→【広口のウォ】 「ui 」→【ウィ】(方言【円唇のイ】) 古い二重子音合字は、現在では幾つかが擬似的に音節末に残っているのみで、後ろに母音がある時は それと併せて発音され、そうでない時は次のように単子音で発音される。従って発音上は消滅している。 「ks 」「rk 」→「k」 「ns 」「nh 」→「n」 「rs 」「rkh 」「rh 」→「r」 「rm 」→「m」 「rp 」「ps 」→「p」 「rph 」→「ph 」 従って以下での子音連続の話は、一方が音節末、一方が音節の開始音、ということになる。 ・「s i 」「s i 」→「シャ行 」 「h i 」「h i 」→「ヒャ行 」 ・有声音(濁音、mnrl、母音)間の「p、t、t¢、k、h」は濁る。 (「h」は日本語っぽく読めば、それだけで「有声の h 」になる) ・音節末の「p」「t」「k」は大抵内破音で 発音される(「ッ」のような感じ)。 ・「p」「t」「k」の後の「p」「t」「t¢ 」「s」「k」は濃音化( 〃)する。 ・「p」「t」「t¢ 」「k」は前後の「h」と融合して激音( h)になる。 「s」と「h」も融合するが、対応激音はないので「s〃 」字の濃音になる。 ・鼻音(m、n)の前の子音は鼻音化して次のようになる。 「p、t、t¢、k」「ph、th、t¢h、kh 」→【m、n、n、ング】(ただし音節初【ング】は【n】と解釈) 「k〃 」→【ング】 「s」「s〃」「h」→【n】 ・「r」字は子音字の前で【l 】類の音になるが、【l 】音の後の「r」字も【l 】音になる。 ・「r」前後では「n」→「r」字の音。 ・「p、t、k」+「r」 →【m、n、ング】+【n】 「m、ng 」+「r」→「m、ng 」+【n】 付録 お役立ちサイト 東外大言語モジュール::朝鮮語 − 朝鮮語初歩 NAVER 日⇔朝 辞書(朝) − 日本語でもハングルでも検索フォームに入れるだけ NAVER 漢字⇔ハングル 辞書(朝) − 漢字でもハングルでも検索フォームに入れるだけ EONEO::ローマ字変換(朝) − ハングル→ローマ字(文観部2000年式)変換 excite テキスト翻訳 − 日⇔朝 enjoy Korea 翻訳サービス(朝) − 日⇔朝ウェブページ翻訳 まだ生きてるw Writing Korean by Wandel Hansen − ブラウザ上でハングルを入力できるスクリプト 古い字も入力可能 注意:韓国文化観光部2000年式(和訳)で推奨されるラテン字綴りは次の通り ・「э」→「eo」 「щ」→「eu」 ・「ia 」→「ya」 「iэ 」→「yeo」 「io 」→「yo」 「iu 」→「yu」 ・「ai 」→「ae」 「эi 」→「e」 「iai 」→「yae」 「iэi 」→「ye」 ・「oa」→「wa」 「wэ」→「wo」 「oi 」→「oe」 「oai 」→「wae」 「uэi 」→「we」 「ui 」→「wi 」 「щi 」→「ui 」 ・「k」→「g」 「kh 」→「k」 「k〃 」→「kk」 ・「t」→「d」 「th 」→「t」 「t〃 」→「tt」 ・「t¢ 」→「j 」 「t¢h 」→「ch」 「t¢〃 」→「jj 」 ・ 「s〃 」→「ss」 ・「p」→「b」 「ph 」→「p」 「p〃 」→「pp」 ・「・」→(無表記) ただし音節末子音で後ろに母音が続かぬ時には ・「kh 」「k〃 」→「k」 ・「th 」→(無表記) 「t〃 」→「t」 ・「ph 」→(無表記) [p〃 」→「p」 ・「t¢ 」「t¢h 」→「t」 「t¢h 」→(無表記) ・「s」「s〃 」→「t」 ・「r」→「 l 」 ただし「音節末 r」+「音節頭 r」→「ll 」 そして子音連続などにおける音韻変化は変化後の音を尊重する ただし濃音化や体言語末「p」「t」「k」の「h」による激音化はそのままにする 学術文書などではハングル表記を優先してよいが、「・」字(母音の置台)を語頭以外では「-」で記してよい |