ARAMAIC TRANSCRIPTION in THIS SITE ⇒Wikipedia 現シリア近辺に幾つか存在した自らの王国群がアッシリアに滅ぼされた後もアラム人 は陸上交易によって勢力を拡大し続けた。彼らの言語は遂にアッシリア帝国の、続く 新バビロニア帝国やアケメネス朝ペルシャ帝国の公用語に採用されるまでになる。 彼らは同じセム語系のフェニキアから文字を借りた。アラム文字も子音字のみで構成され、 母音は記されない。だが何らかの方法で推論できる時には「a i u e o」及びそれらの長音 「a ̄ i ̄ u ̄ e ̄ o ̄」も記すことにする。 さて、帝国期にはアラム文字は以下のような方形を呈していた。見ての通りヘブライ文字に そっくりである。というかヘブライ人の方が真似をしたのであって、ヘブライ文字でアラム語を 書き下すことさえ可能であり、実際に聖書の一部はそうなっているのである。ひょっとしたら ヘブライ語の解説を見たほうが分かりやすいかもしれないので簡単な説明に留める。 =「声門破裂音 」 本サイトでは「 ’」と書くことにする。 =「有声咽頭摩擦音 」 本サイトでは「 ‘ 」と書くことにする。 =「咽頭化したh 」「無声の‘ 」 当サイトでは「 h‘ 」と書くことにする。 =「 h 」 =「 y 」「ヤ行の子音」 =「 w 」「ワ行の子音」 =文脈により「 k 」or「独の摩擦する k 」 「 k 」または「 kh 」と記す。 =文脈により「 g 」or「g に対応する摩擦音 」 「 g 」または「 gh 」と書く。 =文脈により「 t 」or「英語の澄んだ th 」 「 t 」または「 th 」で書く。 =文脈により「 d 」or「英語の濁った th 」 「 d 」または「 dh 」と書く。 =文脈により「 p 」or「 f 」 =文脈により「 b 」or「 v 」 =「 s 」 =「 z 」 =「シャ行の子音」 本サイトでは「 s# 」と書く。 =「咽頭化した k 」「喉彦の k 」 本サイトでは「 k‘ 」と記す。 =「咽頭化した t 」 本サイトでは「 t‘ 」と書くことにする。 =「咽頭化した s 」 当サイトでは「 s‘ 」と書く。 =「 m 」 =「 n 」 =「 r 」 =「 l 」 付録 お役立ちサイト ヘブライ・ユニオン・カレッジ CAL(英) − アラム語の辞書・原文など色々 |