PORTUGUESE EXPRESSION in THIS SITE
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当サイトのポルトガル語のアルファベットは次のように書く。

 a  b  c  d  e  f  g  h  i  j  l  m  n

 o  p  q  r  s  t  u  v  x  z  c

ここで「cっ」は「c のセディーリャ 」である。 ただし外来語では「k」「w」「y」も使える。
「´」「`」「^」などのアクセント記号は後ろに付して記す。鼻音化の「~」や母音区切り
の「¨」も同様である。


表記規則はこれだけだが、「ローマ字読み」だけでは辛いものもあろうと思われるので
発音の仕方も記しておく。


まず母音から始める。「a」「e」「o」にアクセント記号がつくと微妙に音が変わる。
といっても口を広めか狭いか、というぐらいの差異である。

アクセント付の「a´」「a`」「a^」などは口を大きく開いて読む(鼻音「m」「n」「nh」前は除く)。

「e´」「o´」は開口であるが、「e^」「o^」はそうではない。(「e`」「o`」は使われない。)
「e」「o」の方は語によって開口であったり、閉口であったりする。ブラジルでは「e」「o」が
弱く発音される時(特に語末で)は【イ】【ウ】のようにも聞こえる。

ちなみに「i´」はあるが「i`」「i^」は存在しない。「u´」はあるが「u`」「u^」は存在しない。

「~」は鼻音化の記号、即ち

 「a~」=【アン】  「o~」=【オン】

である。ポルトガル特有の複合的な鼻母音での注意すべき発音として

 「a~e」=【アィ】  「a~i」=【アィ】  「a~o」=【アン】  「o~e」=【オェ】

を挙げておく。


次に子音に移る。

 「ch」=「シャ行」  「j 」=「ジャ行」
 「lh 」=「舌面のリャ行 」  「nh」=「ニャ行
 「x」=「シャ行」(語頭など)/【s】/【z】/【ks】 (ただし「ex」=【エシュ】/【エィシュ】)
 「rr」=【r】でもよいがブラジル式の「独の強いハ行 」で読んでおいた方が無難。

であるが、上記の場合を除いて

 「h」=無音

である。


基本的に「c」=【k】だが、これは「i 」「e」前で【s】音になってしまう。

 「ci 」=【スィ】  「ce」=【セ】

しかし幸いにも

 「qui 」=【キ】  「que」=【ケ】

という綴り方があるので、「カ行」を構成できる。(「k」は外来語用)

 「カ行」=「ca qui cu que co」

これに関連して

 「qua qu¨i qu¨e quo」=「クァ クィ クェ クォ」

である。

「g」にも同様の事態が生じる。

 「gi 」=【ヂ】  「ge」=【ヂェ】
 「g 」=【g】(↑以外)

しかし

 「gui 」=【ギ】  「gue」=【ゲ】

があるので、

 「ガ行」=「ga gui gu gue go」

とできる。また、

 「gua gu¨i gu¨e guo」=「グァ グィ グェ グォ」

である。


概ね「s」=【s】であるが、濁って【z】音になる場合がある。

 母音+「s」+母音/有声子音=母音+【z】+母音/有声子音
              (有声子音= b d g j l m n r v z)

本当の「サ行」を作るには

 「サ行」=「ss」+母音

とするか、あるいは「c」のセディーリャ「cっ」を導入して

 「サ行」=「cっa ci cっu ce cっo」

とせねばならない。

同様に基本的に「z」=【z】であるが、これは澄んだ【s】音になる時がある。

 語末の「z」=【s】 (リオでは「イシュ」っぽくなる)


音節末の「c」「p」は発音しない。

なお、ブラジルではアクセントのない「te」「de」は【チ】【ヂ】と発音され、
語末の「l 」は【ウ】っぽくなる傾向がある。



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