VIETNAMESE EXPRESSION in THIS SITE ⇒Wikipedia ベトナムにおいては隣国中国の影響著しく、古来より漢字及び模造漢字(チュノム)を使って文章を 書いていたが、フランス統治時代より後はラテン文字による表記(クォック・グー)が標準になった。 当サイトでもそれに準拠し、以下のような文字を使う。 a a∨ a^ b c d o o^ o’ p q r s t u u’ v x y ここで「 第一声=3=(無) 第二声=21=「`」 第三声=35=「´」 第四声=313=「っ」 第五声=34止5=「~」 第六声=21=「.」 (数字は声の高さを5段階で示したもの) ここで「っ」は「フック」記号を示す。 当サイトのベトナム語表記規則はこれだけであるが、なんなので読み方も解説しておく。 原則として首都ハノイのある北部方言に準拠するが、植民地時代の中心は南部のサイゴン市 (現ホーチミン市)にあり、今でも南部方言は広く使われているのでそれも触れる。 母音字は次のように読む。 「a∨」=【ア】 「a^」=【曖昧なア】または【エっぽいア】 「e^」=【狭口のエ】 「a」=【アー】 「o’」=【曖昧なアー】または【唇の丸くないオー】 「e 」=【広口のエー】 「i 」「y」=【イ(ー)】または「ヤ行の子音」 「o^」=【オ】 「o」=【広口のオ】 「u」=【欧米の唇が丸いウ】 「u’」=【日本の唇があまり丸くないウ】 そうするとワ行は次のように綴られる。 「oa」=【ワ】 「oe」=【広口のウェ】 「ue^」=【狭口のウェ】 また、多重母音において注意すべき綴り規則としては、 「u a / (音節末でない時) uo^ 」〜【ウァ】 「u’a / (音節末でない時) u’o’ 」〜【うァ】 「i a / (音節末でない時) i e^ 」〜【イァ】→(語頭で)「ya / ye^」 「i e^u 」 〜【イァウ】→(語頭で)「ye^u」 「ay」=【アィ】 「ai 」=【アーィ】 「au」=【アゥ】 「ao」=【アーゥ】 「e^u」=【エゥ】 「eo」=【広口のエゥ】 すると多重母音の残りは以下のもののみになり、おおよそ字面の通り読めばよろしい。 「o^i 」 「oi 」 「a^y」 「o’i 」 「a^u」 「o’u」 「i u 」 「ui 」=「uy」 「u’i 」 「u’u 」 「u’o’i 」 「u’o’u」 「uo^i 」 次に子音の方は、 ・「c / (i、e、e^ 前で) k 」=【k】 音節末では【内破の k / (o、o^、u の後で)内破の kp 】になり、【ッ(ク)】っぽく聞こえる ・「qu」=「クワ行」 ・「kh」=「独の強いハ行、摩擦のカ行 」 ・「g / (i、e、e^ 前で) g 」=「↑の濁ったガ行 」 ・「ng / (i、e、e^ 前で) ngh 」=【英 ング】 音節末で且つ「o、o^、u」の後では【ngm】と鼻音化し、【ン】っぽく聞こえる ・「ch」=「硬口蓋のチャ行 」 音節末では「内破音 」になり、【ィッ(ク)】っぽく聞こえる ・「tr」=「反り舌によるチャ行」[南]/「硬口蓋のチャ行 」[北] ・「nh」=「西ニャ行 」 音節末では【ィン】っぽく聞こえる ・「t」=【t】 音節末では【内破の t 】になり、【ッ(ト)】っぽく聞こえる ・「 ・「th」=「気息を伴う タ行」 ・「n」=【n】 ・「l 」=【l 】 ・「x」=【s】 ・「s」=「反り舌によるシャ行 」[南]/「サ行」[北] ・「d」=「ヤ行」[南]/「ザ行」[北] ・「gi 」=「ヤ行」[南]/「ザ行」[北] ・「r」=「反り舌によるラ行 」など【r種の音】[南]/「ザ行」[北] ・「p」=【p】(音節頭では外来語でのみ出現)だが、しばしば「バ行」っぽくなる 音節末では【内破音の p 】になり、【ッ(プ)】っぽく聞こえる ・「b」=「入破のバ行」 ・「ph」=「両唇のファ行」 ・「m」=【m】 ・「v」=「ヤ行」[南]/「ヴァ行」[北] なお、南部では第4・5声が両者の中間的な声調に融合している。 付録 お役立ちサイト 東外大言語モジュール::ベトナム語 − ベトナム語初歩 SEAsite ベトナム語講座(英) − 特殊な綴り法を使っているので注意 ベトナムナビ 越⇔日辞書 LEXILOGOS::Vietnamese Keyboard Online − ブラウザ上でベトナム語アルファベットが入力できる |